2025年4月13日~10月13日に開催される大阪・関西万博について、万博の華とも呼ばれる海外パビリオンのおすすめ15選を紹介します。まだまだ公表されている情報が少ないのですが、タイプA(参加国が自前で建物をデザイン・建築するパビリオン)の42棟47カ国の海外パビリオンが最も華やかになると予想されますので、今回はその中から選出しました。どのパビリオンを回るか計画される際の参考にしてみてください!
画像出典:海外パビリオン アーカイブ | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト
ドイツ連邦共和国
ドイツパビリオンのテーマは、「循環経済(サーキュラーエコノミー)」、タイトルは「わ! ドイツ」です。「わ!」には、循環の「環(わ)」、調和の「和(わ)」、 感嘆の「わ!」の3つの意味を込められているそうです。
パビリオン自体が循環型・持続可能な建築の出展作品となっており、建築・景観・展示を一体化して、循環型未来へと続く道を感じることができるそうです。万博ならではの未来の技術の展示に期待が高まります。
モナコ公国
モナコパビリオンは「Take Care of Wonder」をテーマとして掲げ、館内及び庭園での没入型体験を通して、環境問題への意識を高めることができるそうです。
また、館内にはワインバーがあるそうで、装いを新たにしたオテル・ド・パリ・モンテカルロのワインセラーから選りすぐられたグラン・クリュのワインとコニャックが提供されるそうです。海外に行った雰囲気や文化を存分に味わえそうです。
オーストラリア連邦
オーストラリアの音、景色、香りに包まれながら、静かなブッシュを散策し、夜空を眺め、水路に飛び込むなど、多感覚の冒険を楽しめるそうです。オーストラリアの先住民族と「大地(カントリー)」との深いつながりを発見し、古代の知恵と持続可能な未来への導きを学んで、過去、現在、未来が一体となって明るい未来を創造する世界を体験できるそうです。
オーストラリアの文化や先住民族との関係・文化の融合が好きなので、選出しました。所要時間は15分程度だそうです。
ウズベキスタン共和国
ウズベキスタンパビリオンのテーマは、「知識の庭」です。建築デザインにもこのテーマの本質が映し出されており、先進的な建築と何世紀にもわたる遺産や文化の融合を通して、ウズベキスタンの過去と未来が織り交ざった姿を表現しているそうです。外観を彩るのは、ウズベキスタンの刺繍、装飾品、伝統的なパターンなど、ウズベキスタンを象徴する模様で、パビリオン内には、教育、イノベーション、クリーンエネルギーの3つのセクションに分かれた展示が用意され、持続可能な開発目標に貢献するウズベキスタンの様々な取り組みが紹介されるそうです。
展示の目玉の一つは「インキュベーター」で、パビリオンの中央にあるライトアップされた動くプラットフォームが没入型の旅に導いてくれるそうです。すごく期待が高まる内容です。
ベルギー王国
ベルギーパビリオンのコンセプトは「水」です。パビリオンは3層に分かれ、水の三態である「固体」「気体」「液体」をそれぞれのエリアで表現しているそうです
また、趣向を凝らしたパビリオンの建物の中には、レストランも設置される予定で、展示エリアではライフサイエンス、ヘルスケア分野における最新の技術が紹介されるそうです。万博ならではのデザインや最新技術が楽しみです。
イタリア共和国、バチカン
イタリアパビリオンは、建築家マリオ・キュシネラ(マリオ・クチネッラ)による建築で、「ルネッサンスの理想都市」を近代的に再解釈されたものになるそうです。テーマは「芸術は生命を再生する」で、「芸術」という言葉には、ものづくり、ファッション、デザイン、工学や研究、イノベーションに至るまで、広い意味が含まれています。
パビリオンの中では、イタリアの豊かな創造性へのオマージュを体現した劇場があり、最新技術と伝統が融合した最高級の“Made in Italy”がイベントや展示で披露されるそうで、航空宇宙、社会、人間という3つの主要なゾーンがあるそうです。屋上には庭園とレストランがあり、この庭園を眺めながら、オリジナル素材のイタリア料理を楽しむことができます。イタリア料理は本当においしいし、サスティナブル建築がどんな作品になるのかすごく楽しみです。
ハンガリー
ハンガリーパビリオンは、自然との親密な関係と文化の保存に焦点を当てています。展示スペースや没入型空間で体験できるパフォーマンスで民族音楽を楽しめるそうです。
ライブショーによる体験型アプローチで、人間と環境との密接な関係を表現しているそうで、所要時間は30分程度です。
ポーランド共和国
ポーランドは創造性豊かな人々を主な資源とする国です。パビリオンの外観は、木材を基調にデザインされており、ポーランドの創造性と革新性の波が広がることを表現しているそうです。
また、コンサートルームではピアノのリサイタルが開かれ、ポーランド出身の作曲家・ショパンのピアノ曲が楽しめるそうです。
アメリカ合衆国
アメリカパビリオンのテーマは「共に創出できることを想像しよう」で、人類の英知を前進させる未来を思い描ける場になるそうです。わび・さびから着想を得た三角形の木造建造物2棟の上にはライトアップされたキューブが浮かぶように置かれ、2面のLEDスクリーンがアメリカ合衆国の名所が映し出されます。
アメリカパビリオンはまだまだベールに包まれていますので、宇宙関連やAIなどの最先端テクノロジーの展示が公表されることを期待しています!
フランス共和国
フランスパビリオンのテーマは「愛の讃歌」です。互いの小指が見えない魔法の糸で結ばれているという「赤い糸の伝説」に関連して、赤い糸を通じて、「自分への愛」、「他者への愛」、「自然への愛」といった様々な「愛」に導かれる新しい未来のビジョンが提案されるそうです。
パビリオンは、エントランスも外側のカーテンも劇場をイメージしたデザインでできていて、展示の最後には庭園が姿を現すそうです。
カナダ
カナダパビリオンのコンセプトは『再生(Regeneration)』です。春の訪れと共に凍っていた川の水が溶ける風景をイメージしています。
パビリオン外観は、カナダで見られる自然現象「水路氷結」を表現していて、川面の氷が溶けて流れることで生まれる儚い氷の造形が魅力です。氷に覆われた外観とは対象的に、パビリオン内ではカナダの温かさ、開放性、前向きな姿勢が表現され、カナダの革新性、多様性、創造性、持続可能な社会に関する取り組みを体験できるそうです。すごく優しい気持ちになれそうな気がします。
ポルトガル共和国
ポルトガルパビリオンのテーマは「海洋:青の対話」です。このパビリオンでは、生命を育む資源としての「海」を探求する、ユニークでインタラクティブなマルチメディア体験が提供されるそうです。
海はポルトガルと日本を結びつけ、未来を形作り続けて、展示や「食」などでも海洋:青の対話を体験できるそうです。ポルトガルも日本もお互いに海洋国家なので、どんな内容になるのか楽しみです。所要時間は約12分だそうです。
スイス連邦
スイスパビリオンのテーマは「生命(ライフ)」、「地球(プラネット)」、「人間拡張(オーグメンテッド・ヒューマン)」の3つです。スイスは、大阪・関西万博においてエコロジカルフットプリントが最も小さいパビリオンを目指していて、パビリオンでは活力ある未来のための解決策とシナリオを探求する対話型プログラムとして“Vitality.Swiss”というものが実施されるそうです。
エコロジカルフットプリントは和訳すると、「生態系を踏みつけている足跡」という意味になりますが、どのようなエコな展示になるのか楽しみです。
オーストリア共和国
オーストリアパビリオンのテーマは「オーストリア:未来を作曲」です。特にクラシック音楽で有名なオーストリアは、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を音楽で表現します。
空に向かって壮大に立ち上る螺旋状のオブジェは、楽譜をモチーフにデザインされていて、国の多様性と創造性を体験できるそうです。パビリオンでは、過去から未来、既知のものから未知のものまで、現代の、そして最新のオーストリアが表現され、オーストリアの伝統菓子も楽しめるそうです。
チェコ共和国
チェコパビリオンのテーマは「人生のための才能と創造性」です。パビリオンの建築は、現代的な技術と伝統的な技術の融合で作られます。その構造には最新のCLTパネルが採用され、外観には芸術的なボヘミアン・クリスタルが用いられ、美しい回廊状のパビリオンが完成します。この回廊をぐるぐると歩きながら、チェコへの理解を深めていくインタラクティブな展示があるそうです。
最新技術の工法が取り入れられていまして、見るのが非常に楽しみです。
まとめ
今回紹介した海外パビリオン以外にも、英国パビリオンや中国パビリオンなどまだまだ面白そうなパビリオンがたくさんあります。また、国内パビリオンやシグネチャーパビリオンなどもあり、何回訪問してもすべては回り切れない気がしてきました。ドキドキワクワクが止まらないのですが、効率よく計画的に回って楽しみたいと思います。皆さんも万博での一日を存分に楽しんで頂けたら幸いです!
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