自家製燻製(くんせい)ベーコンを作るのは、少し手間がかかりますが、その分風味豊かで美味しいベーコンを楽しめるのは格別です。スモーキーでジューシーなベーコンを、豚バラブロックと豚肩ロースかたまりを使ってご家庭で初心者でも簡単に作れる方法を詳しく紹介します。スモークの香りが食欲をそそる自家製ベーコンは、作ってみると意外にシンプルです。必要な道具や材料、手順などを丁寧に解説しますので、ぜひチャレンジしてみてください!
材料(1~2人前程度)
豚バラ肉もしくは肩ロース:500g
塩:10g
塩こうじ:適量
燻製用チップ:適量
準備
- 豚肉に塩を揉みこみます(100gの豚肉に対して2gの塩)。お好みで塩こうじやローズマリーなどを加えても良いです。今回の例では塩こうじも一緒に揉みこみました。
- 塩を揉みこんだ豚肉を1つずつ袋に入れて、冷蔵庫(チルド室が望ましい)で5日間ほど寝かします。
- 冷蔵庫で5日間ほど置いた豚肉を新しい袋に入れて、60~65℃のお湯で20~30分、様子を見ながら湯せんします。(これは、くんせいする時に火が通らず、生焼けにならないようにするためです。)
燻製の仕方
くんせい用の木箱を準備します。(今回は手作りした燻製箱を使いました。)
- 火鉢で炭に火をつけ、燻製箱の一番下に置きます。炭の上にアルミトレイ(小さいもの)に燻製チップを入れて置きます。(今回はさくらチップとさくらの枝を使いました。)
- 箱の上の方に湯せんしたベーコンを吊るします。豚肉からたくさんの油が出るので、豚肉の下に油受けのトレイを置きます。
- 放射温度計で箱の温度を測ります。箱の中は60℃台でキープします。燻製中は箱のふたはすべて閉めます。
- 3~4時間燻製した豚肉を箱から取り出し、乾燥させたらベーコンの出来上がりです。
ベーコンをキッチンペーパーで包み、1~2日冷蔵庫で置いてから食べてもおいしく召し上がれます。(お肉に水分が行き渡るので)
保存方法
ジップロックなどにベーコンを入れて冷蔵庫に保存すると、2週間程度は日保ちします。冷凍庫だと1~2ヵ月程度は日保ちします。
レシピのポイントとコツ
- 下準備が5日ほど前から必要ですが、この作業が最も大事です。この工程によって、十分おいしい下味が付きます。
- 燻製チップの選び方も大事です。個人的にはさくらチップがおすすめですが、風味の違いが色々とありますので、お好みの風味を見つけてみるのも楽しいかもしれません。
まとめ
今回は、自家製燻製ベーコンの作り方とレシピを紹介しました。自家製燻製ベーコンは市販のものとは異なる深い味わいを楽しめます。燻製器があると簡単に作ることができますので、ぜひご家庭でもチャレンジしてみてください。
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