2025年に開催される大阪・関西万博の「日本館」は、日本を代表する特別なパビリオンとして準備されています。今回は、そんな日本館の展示内容や見どころをわかりやすく解説します!
日本館とは?
日本館とは、日本政府(経済産業省)が出展する開催国パビリオンで、会場内で最大のパビリオンになります。テーマは「循環」で、館内は「プラントエリア」「ファームエリア」「ファクトリーエリア」の3つに分かれています。この3つのゾーンで構成される館内を一周することで、日本の美意識である「循環」の意義を理解できるパビリオンになっています。

総合プロデューサーは、世界的デザイナーであり東京オリンピックの聖火台をデザインされた佐藤オオキ氏が担当しています。革新的なデザインセンスが随所に活かされた展示となることでしょう。また、円状の2階建てのパビリオンは、国産杉の板を複数枚接着して強度を高めた「直交集成板」が使われていて、万博終了後は板が再利用されます。
見どころ①「火星の石」「はやぶさの砂」
万博の目玉としても準備されている「火星の石」が、初めて一般公開されます。火星の石は2000年11月に日本の観測隊が南極の昭和基地近くで採取したものです。火星由来では世界最大級の隕石で、火星に水が存在したことを示す大変貴重な試料です。また、火星由来の隕石のかけらが壁に埋め込まれて展示され、実際に触れられるようになっています。

その他には、日本の探査機「はやぶさ」と「はやぶさ2」が小惑星「イトカワ」「リュウグウ」から持ち帰った砂も展示されます。
見どころ②「藻類のキティ」
32種類の藻類に扮した人気キャラクター「ハローキティ」のオブジェも展示されます。藻類は地球温暖化や食料問題の解決の切り札として期待されているためです。藻類を培養するチューブを張り巡らせて、森林浴のような癒やしが感じられる空間も設けられます。

見どころ③「ドラえもん」がナビゲーター
ファクトリーエリアでは、国民的キャラクターである「ドラえもん」がナビゲーターを務め、楽しくわかりやすく案内してくれます。
見どころ④スタイリッシュなアテンダントユニフォーム
日本館アテンダントが着用するユニフォームは、クリエイティブディレクターの中田優也氏が手がけています。環境に配慮した素材の使用や会期終了後のリサイクルなどを考慮して、製作されているそうです。中田さんらしいフォーマルな仕上がりになっていますね。

まとめ
大阪・関西万博の日本館は、開催国の代表として出展するだけあって、絶対に見逃せない内容になっていますね。万博に行かれる際にはぜひ訪れてみて下さい!

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